こんにちは!
元消防士で、今は防災業務の仕事をしている朔です。
今回は、泡消火設備についての解説していきます。

泡消火設備
泡消火設備とは
泡消火設備は、油類の火災など水による消火が適さない火災に対応した消火設備です。
燃焼物を泡で覆って、酸素(空気)を遮断することで窒息させ、消火します。

身近なところだと、立体駐車場で見ることがあります。
法令上の分類
・消防法施行令→第13条の所謂「特殊消火設備」
・危険物の規制に関する政令→第3種消火設備
・消防設備士→第2類
油に対して効果があるので、危険物施設には当然のように設置されています。
設置が必要な場所
特殊消火設備と呼ばれるだけあって、特殊用途に設置義務があります。
・13項ロ(飛行機格納庫)
・自動車修理・整備工場➡1階:500㎡以上、地階・2階以上:200㎡以上
・駐車場➡1階:500㎡以上、地階・2階以上:200㎡以上、屋上:300㎡以上
・機械式駐車場➡収容台数が10台以上
・道路と建築物が一体のもの➡屋上:600㎡以上、その他:400㎡以上

基本的には、車や飛行機といった燃料を積んでいる物を保管している場所に設置することとなっています。
水の消火設備だと有効に消せない用途ばっかりです。
泡消火薬剤の種類
泡消火薬剤は、基本的に3種類あって、それぞれ特徴があります。
名称が長くなるので、↓の名称は「消火薬剤」を抜いて記載します。
たん白泡
・低発泡用
・混合比「3%」「6%」
・膨張比:6~8倍程度
合成界面活性剤泡
・「高発泡用」と「低発泡用」
・混合比
高発泡用➡「1%」「1.5%」「2%」
低発泡用➡「3%」「6%」
・膨張比:約10~1000倍未満

高発泡用は合成界面活性剤泡だけですね!
水成膜泡
・低発泡用
・混合比:「2%」「3%」「6%」
・膨張比:5~10倍程度
泡放出口の種類
泡放出口は、規定量で混合されてきた泡水溶液に空気を混入して発泡させます。
要は、実際に泡が出るところのことをいいます。
泡放出口の種類は以下のようなものがあります。
低発砲
・フォームヘッド(泡ヘッド)
・フォームウォータースプリンクラーヘッド
・エアフォームノズル(泡ノズル)
エアフォームノズル(泡ノズル)は、移動式に使用されます。
高発泡
・発砲機
機械の種類➡「アスピレート型」「ブロワー型」
放出方式➡「全域放出方式」「局所放出方式」
固定式
・エアフォームチャンバー
・泡モニターノズル
固定式は一般的に「危険物施設」に使われています。
膨張比
発砲倍率(膨張比)によって、低発泡と高発泡に分類されます。
低発砲
膨張比が20倍以下
高発泡
膨張比が80倍以上1000倍未満

「中」発泡は無いから注意しましょう!
例題
【第1問】
Q.たん白泡消火薬剤の最大膨張比は何倍か?
A.20倍以下
【第2問】
Q.高発泡用として使用される泡放出口はフォームヘッドである。
A.フォームヘッドは低発泡用なので誤りです
まとめ
ざっくりと解説しました。
続きも予定していますので、是非読んでください。
コメント